紫外線の影響

紫外線についてで、日本でお肌に届く紫外線はUV-AとUV-Bがあると説明したので、この2種類の紫外線がお肌に与える影響について説明します。

紫外線A(UV-A)がお肌に与える影響

紫外線Aを浴びると
紫外線A(UV-A)からお肌の細胞を守るために、メラニンを作り出します。
そのメラニンがお肌を黒く(褐色)する原因になります。

お肌を黒くする以外にも
紫外線A(UV-A)は、お肌の奥の真皮内に入り込みハリ、弾力に大切なコラーゲンやエラスチン線維を切断さたり、それらの結びつきを弱めて、シワやたるみを引き起こすのです。浴びる量が多くなれば美容に悪影響が出てくるので注意が必要です。

紫外線A(UV-A)の主な影響

  • 日やけ黒化がおきシミができる
  • シワができやすくなる
  • 肌を乾燥させる
  • 肌のキメが粗くなる
  • 毛穴が開き涙形毛穴になります

紫外線B(UV-B)がお肌に与える影響

紫外線Aと違いお肌の表皮までしか届きませんが、
その有害性は紫外線Aの100~1000倍強いとされており、シミ、シワ、肌の乾燥などの美容に悪影響があるだけでなく、
免疫力の低下、皮膚がん、白内障などの病気と深く関わっていることも分かっています。

ちなみに太陽光を浴びて一時的にお肌(皮膚)が赤くなったり、痛くなったり、水ぶくれが出来るのはこの紫外線Bが原因です。

紫外線B(UV-B)は主に表皮内に影響を与えます。
表皮細胞の生まれ変わりのサイクルを早めて角質を厚くするなど角化異常を招いたり、メラノサイトを活性化させてシミを生み出したりします。

紫外線B(UV-B)の主な影響

  • 炎症がおきます。ひどい場合は水ぶくれに
  • 日やけ黒化がおきます
  • 肌を乾燥させます
  • 角質を肥厚させます
  • 免疫機能が低下し、かぶれ易くなります

UV-A,UV-Bも肌に与える影響はほとんど同じですが、UV-Bのほうが害が強いという感じです。

紫外線が頭皮や目に与える影響

紫外線に気を付けなければならない部分はお肌だけではありません。
頭皮や目も紫外線のダメージがあります。

紫外線が頭皮に与える影響

頭皮も皮膚の一部なので紫外線に当たると皮脂膜が酸化します。
皮脂の酸化は毛穴の炎症に繋がり、毛穴の炎症は皮脂の過剰分泌につながります。
そして毛穴が詰まれば毛母細胞の活動は制限され、発毛機能を失ってしまうかもしれません。

頭皮だけではなく髪の毛にも影響があります。
髪の毛に紫外線が当たると、タンパク質構造の劣化による切れ毛、枝毛などと言った現象が起こります。

紫外線が目に与える影響

目に紫外線を浴びると白内障などの目の病気になります。

白内障とは、目が白く濁っていき視力が少しずつ低下していく病気です。
最悪の場合は失明する可能性もあります。
白内障の一番の原因は老化ですけれども紫外線にも十分注意したほうがいいでしょう。

最近では目に紫外線を浴びるとお肌が日焼けをするといわれています。
目に紫外線が入るとメラニン色素を出す指令が出てお肌を黒くする原因になるので注意が必要です。

関連ページ

紫外線について
紫外線対策

サブコンテンツ

このページの先頭へ