ポリフェノールとは
ポリフェノールは
植物がもつ苦味や渋味、色素の成分で、
害虫などによる攻撃や、光合成や紫外線によって発生する活性酸素を無毒化するためにポリフェノールが作られます。
植物が自らを守るために作られるのがポリフェノールなのです。
ポリフェノールが持つ抗酸化作用は、活性酸素を除去する作用を持つため、様々な病気に対抗する力やアンチエイジング効果が期待されています。
ポリフェノールの種類
ポリフェノールは
色素でできているフラボノイド系と
色素以外(苦味や渋味など)
と大きく2種類に分類されます。
フラボノイド系の種類や含まれる食品
イソフラボン…大豆、きなこ
ケルセチン…たまねぎ、りんご、エシャロット
カテキン…緑茶、抹茶、小豆、ココア、ブルーベリー、リンゴ
アントシアニン…赤ワイン、ブルーベリー、柿、黒豆、ムラサキイモ
セサミン…ごま
テアフラビン…紅茶
ヘスペリジン…柚子、温州ミカン、レモン
ルテオリン…ピーマン、春菊、セロリ
ナリンギン…グレープフルーツ、はっさく
タンニン…れんこん、お茶、柿、バナナ
ルチン…そば、イチジク、柑橘類
フラボノイドは光合成によってつくられる色素成分でほとんどの植物に含まれて、ポリフェノールの約90%を占めています。多くは黄色の色素で、白や緑の野菜や果物に多く含まれます。
フラボノイド系以外のポリフェノール
クロロゲン酸…コーヒー、ゴボウ
エラグ酸…イチゴ
リグナン…ゴマ(セサミンもこの一種)
クルクミン…ウコン、マスタード
クマリン…シナモン、パセリ、桃、柑橘類、桜の葉
フラボノイド系と違って苦味や渋味の強いものが多いです。
ポリフェノールを効率的にとるには
野菜を食べていれば必要なポリフェノールは摂取できていると思います。
ちなみにポリフェノールを多く含んでいて摂取しやすいのは
- ブルーベリー
- コーヒー
- 緑茶
- 赤ワイン
などが手軽に取れておすすめです。
1種類にかたよって摂るよりも、
多種類を組み合わせたほうが効果的といわれています。
またポリフェノールは水に溶けやすい成分であるため、摂取してから比較的短時間で抗酸化作用を発揮するとされていますが、持続時間が2~3時間と短いため、
こまめに摂取すると効果的です。