プラセンタとは
サプリメントや化粧品でプラセンタという言葉をよく聞きますが、プラセンタについてわかりやすく説明したいと思います。
プラセンタは、英語でplacenta「胎盤」を意味する言葉です。
胎盤から抽出される栄養素が美容効果を促すとして、エジプトの女王クレオパトラや楊貴妃が若さと美しさを保つためにプラセンタを愛用していたとも言われています。
胎盤は子宮内に形成され、胎児と臍帯(へその緒)でつながり、胎児の臓器の代わりをする一種の臓器です。
胎盤は、母体から送り込まれる酸素やさまざまの栄養素を、へその緒を通して胎児へ届ける役目をしています。
哺乳類の胎盤に含まれる成分は、胎児をお腹の中で健やかに育てるために必要なタンパク質、脂質、糖質の3大栄養素などの他に各種の酵素、ミネラル、ビタミン、核酸など多彩な栄養素が含まれていてこれが育児の成長を手助けしているわけです。
そんな栄養素が豊富に含まれたプラセンタには、美容や若々しさを保つ効果が期待されています。今ではサプリメントや化粧品として市場に流通し、多くの女性から愛用されています。
プラセンタの効果
・活性酸素の除去やコラーゲンの生成のサポートで
たるみやシワ、毛穴の開きなどの肌トラブル改善
・抗炎症作用と新陳代謝を高めて
ニキビやニキビ跡の改善
・ターンオーバーを整えシミを薄くする。
さらにメラニン色素を抑える効果でシミの予防
・抹消血管の血流を促進する作用があるので、
目の下のくま、くすみの改善
・基礎代謝を向上させる作用で
頭痛や肩こり、顔の吹き出物やくすみが増える、胃の調子が悪い、手足が冷えるなどの症状改善
・精神を安定させる作用があるといわれていて、
鬱病、自律神経失調症、不眠症などを改善
・怪我などでダメージを受けた細胞から新しい細胞を作り出すのを助ける働きがある。
他にもアトピー性皮膚炎、花粉症の症状を改善するほか、アンチエイジング、コラーゲン生成のサポート、疲労回復、免疫力を高めるなど、様々な効果が医学的に証明されています。
プラセンタの種類
現在出回っているプラセンタはヒト、豚、馬などがあります。
一昔前までは、牛や羊のプラセンタもありましたが、狂牛病騒動が世界的に巻き起こり、牛のプラセンタは危険であろうということになりました。
2001年3月12日以降に厚生労働省が牛のプラセンタを原料に含めてはいけないとの通達を出し牛プラセンタが禁止されました。その際、羊や鹿や山羊といった牛に近い動物のプラセンタもまとめて制限がかかりました。ですが北米やヨーロッパのほうでは羊のプラセンタは作られていて人気があるみたいです。
実際に私たちが使うのは、豚や馬の胎盤から作られたプラセンタになると思います。
豚プラセンタは、分子構造は人間に近く、豚の内蔵は、人間に移植できるほど近いといいます。そのような理由から、豚プラセンタが人の体内で活躍しやすく、肌にも浸透しやすいといわれています。比較的値段が安めのものが多いのも特徴です。
サプリメントや化粧品としては豚や馬の胎盤を使用したものが一般的ですが、馬のプラセンタを選ぶことが多いようです。
馬プラセンタの中でも最高品質とされるのが、国内産のサラブレッドを原料に使用しているものです。
高価ですがアミノ酸量が豚に比べ、圧倒的に高く、非常に小さな分子構造でできているので、体への吸収率が良いといわれています。
それ以外にも徹底した衛生管理下のもとで育てられ、血統も全て把握されていることから原料としての安全性が高いといえるでしょう。
国内産サラブレッドを原料としたプラセンタは
栄養価、衛生性、安全性の観点から最も優れたサプリメントです。
ただし頭数が少なく胎盤は希少なため、金額も高めとなります。
馬プラセンタは、有効成分である、アミノ酸の含有量が高く、豚のプラセンタにはない、6種類のアミノ酸が含まれていて総アミノ酸の量は、豚の約250倍ともいわれます。
プラセンタを飲んでいると献血出来ないと言う話もあるみたいですがが、サプリメントの場合は、きちんと消化、吸収して体内に取り込まれるので、血液に影響もなく、献血出来なくなることもありませんので、安心してお飲みください。
しかしプラセンタ注射を受けると献血できなくなるので、プラセンタ注射を受けようと思っている方は注意してください。
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